羽毛布団のリフォーム~30年以上前の婚礼布団~

こんにちはsonmarinです。

職場のお友達が「結婚の時に買ってもらった布団を今も着て寝ている、と母親に話したらもう何年たってると思ってるの捨てなさいと言われた。」と話すので、私も使ってるという話になった。

敷布団は捨ててしまったが、掛け布団は何のためらいもなく気づけば30年使っていた。

 

33年前の羽毛布団

結婚30年以上たっている、正確には33年。

結婚が決まって嫁入り道具を色々親に買ってもらった。

そのひとつが婚礼布団。大阪の心斎橋西川(布団専門店)で購入した。

敷きは羊毛布団とマットレス、掛けが羽毛で薄布団と本掛け布団、ダブルサイズのセット。

値段は20~30万円と高価だったのを覚えている。

 

33年毎年冬場に使用していたかというと、息子が生まれてアレルギーだった為羽毛布団は良くないかもと、神経質になっていた頃は防ダニ布団を使用していた。

息子と寝室が別になった、小学生頃からまた使用していたと思うので6年間位はお休み期間があったかな。

羽毛布団収納

使用しない期間は、一戸建ての3階の屋根裏収納に保管している。

購入したときに入っていたカバンタイプの収納袋にカバーを外して入れている。毎回押し込む感じでファスナーを閉める。

お友達はカバーを付けたままの布団をたたんで大きい布で風呂敷の様に包んで保管しているそうだ。こちらの方が布団には優しそう。

羽毛布団臭い

昨シーズン布団をいつも通り出して、ベランダに4時間位陰干し。

毎回布団を出した時としまうときはこうしている。

それから使うときは布団カバーをつける。この時少し臭いがするな、と思ったけれどカバーを付ければ寝るときも臭いは気にならなかった。

春になって薄掛け布団を出した時も同じ臭いがしたが、カバーを付けてそのまま使用していた。

羽毛布団リフォーム

臭いのことも忘れて使用していた頃に、友人の30年間同じ布団を使い続けている話がでた。

確かに母親も驚く話だ。我が家は子供達にドン引きされた。

友人は置いておくとまた冬が来たら使ってしまうので、今のうちに捨てようと思っているとのこと。

私は父が買ってくれた高価なものを諦めきれず、羽毛布団の寿命をネットで調べてみた。

寿命は10年位だそうで、そのくらいでリフォームやクリーニングなどお手入れが必要らしい。

羽毛布団はリフォームやクリーニングが出来ると初めて知った。

リフォームの値段は店舗や仕立てのランクによってバラバラだった。

羽毛ふとん診断士

布団を郵送で送り電話などでやり取りして店舗に出向かなくても良いなど、簡単に診断も受けられるお店もありました。

便利そうでしたが、私は対面で布団のお話を聞きたいし、取り出した羽毛を見てみたいと思いました。

もしかしたら羽毛はカビだらけか、色が変わって真っ黒かもしれない。診断士の方にもう捨てた方が、と言われたら何の未練もなく捨てられると思いました。

お店選びで検討した内容は

  • リフォームが納得の値段で出来ること。
  • ダブルサイズからシングルサイズにリフォームできること。
  • クリーニングの取り扱いもあること。

何より気になるのはリフォーム費用。その方が高額になるなら買い替えが良いに決まっている。その提案も診断士が提案してくれる。

ダブルサイズで不自由は無かったけれど、出来ればシングルにして羽毛の追加もなくお安くリフォームしたい。

診断後リフォームがお勧めではなかった時に、クリーニングしてもらったら数年使えるかもと思うし、臭いも気になったし取りあえず洗いたい。

この条件にも合って、布団が西川で購入したものだったので、西川チェーンのお店に決めました。

あとは車で自分がいけるお店。

羽毛ふとん持ち込み診断

西川チェーンのお店に電話で来店予約して持って行きました。

30年前のお布団を、30年前のカバンに入れて。

布団の側生地は汚れは少しありましたが、破れたり羽毛が出てくることはありませんでした。

お店には布団診断台があり、さっそく広げられました。

古すぎて何を言われるか怖いくらいでしたが、商品ラベルを見てとても良いものだと言って褒めて頂きました。

いよいよ中の羽毛が取り出されます。

虫も変色もなく白色の羽毛を見せてもらいました。

羽毛ふとんリフォーム

本掛け布団はダブルからシングルサイズへリフォームして頂くことに決定しました。

側生地選びでは一番安いものでと言うと、もう一つランクの上のものを進められました。

今の布団も購入の時に側生地の手触りが気に入って購入を決めましたが、カバーを付けるので結局側生地は関係なかったと思いました。

だから側生地は何でも良くてカバーにこだわった方が良いのではないか?とお聞きしました。

お店の方は「側生地とカバーは、上着とシャツの関係なのでお互いがしっくりこないと、お布団の着心地が悪くなる。」とお話してくださいました。金額的にもそれほど高くなるわけではないのでここは進められるとおりに決めました。

薄掛け布団クリーニング

薄布団も持参して診断してもらいました。中の羽毛の量が少ないので選別するとリフォームは難しく、お勧めしないとの事でした。

クリーニングは出来ますとの事で、薄布団はクリーニングをお願いしました。

仕上がり・料金

リフォーム代金は、ダブルからシングルで、31,900円(税込み)

薄掛け布団のクリーニングは4,950円(税込み)

本掛け布団の羽毛は1.6㎏入っていましたが選別して羽毛量が減り、普通のシングル布団の羽毛量1.25㎏に足りなくなった場合は連絡が来るそうです。羽毛を足すか、そのままの量で作るか、羽毛を足す場合は料金が別途発生するそうです。

リフォームは2カ月ほどで出来るとのこと、仕上がり結果もまた報告したいと思います。

 

気付けばそのまま古くなっている布団や、使用している布団があれば、勇気を出して診断してもらいましょう。

ドン引きだった娘や息子も驚いていましたよ。